新型コロナウイルス感染症は,未だに全世界で猛威を振るっており、国内外で私たちがこれまで経験したことのない甚大な影響が生じています。
新型コロナウイルス感染症をめぐる問題は多岐にわたりますが、今回は職場における新型コロナウイルス感染症予防策についてお伝えしたいと思います。
職場における新型コロナウィルス感染予防策として、以下のように様々な方策が考えられます。
ア できるだけ人と人との接触自体を避ける方策として以下のものが考えられます。
・従業員にテレワークや時差出勤をしてもらう
・WEB 会議を利用する
イ 個人個人に気を付けてもらう対応として以下のものが考えられます。
・マスクを着用してもらう
・手洗い、手指の消毒の励行
・咳エチケットを守る
ウ 職場等で業務を行わざるを得ない場合の対応として以下のものが考えられま す。
・換気をする
・人と人との間の間隔を 2 メートル以上あける
・会議を短時間で行う
・会議の終了後、机をアルコール消毒する
エ 感染が疑われる人との接触を防ぐ対応として以下のものが考えられます。
・入口で体温測定を行う
・発熱等の症状がある人が入るのを防ぐ
会社は従業員の生命、身体の安全に配慮する義務を負っており、会社がこの安全配慮義務に違反した結果、従業員が損害を受けた場合、会社はその損害を賠償する責任を負います。
上記感染予防策のうち会社として実行可能なものについては会社が義務を負うとされることが考えられますので、会社はできる限りの感染予防策をとることが必要不可欠となります。