住宅ローンを組んで、住宅を新築したり、中古住宅を取得したり、リフォームをしたりすると、所得税の減税を受けることができる制度のことを住宅借入金等特別控除(通称「住宅ローン控除」)といいます。今回はこの住宅ローン控除の概要を紹介します。
一般的な住宅ローン控除の場合、住宅ローンの年末残高と購入費用のいずれか少ない金額の約1%が、10~13年間にわたって所得税から控除されます。
但し、この制度を受けるためには、新しい家に住み始めた「最初の年に確定申告」をしなければなりません。ご注意ください。
確定申告をする際に必要となる書類は次の通りです。
- 建築請負契約書または建物の売買契約書
- 家屋の登記事項証明書(通称「登記簿謄本(とうきぼとうほん」)
- 住宅ローンの年末残高証明書
さらに土地の取得についても住宅ローン控除を組んでいる場合には次の書類も必要です。
- 土地の売買契約書
- 土地の登記事項証明書
ご自身で確定申告書を作るのが難しい方は、上記の書類と源泉徴収票を準備して、税理士や税務署に相談するとよいでしょう。
※この記事は執筆時点における各種法制度をきわめて簡便なかたちで記載しております。必要な要件や書類は個々の事情で異なりますので、具体的なお話については専門家にご相談ください。