TKU八代住宅展示場には現在、9社のハウスメーカーが出展しています。その中から今回は〝熊本の木を使った自然素材の家〟にこだわり続け、2024年には創業60周年を迎える「新産住拓株式会社」を紹介します。

社名に込められた思い

1964年、熊本市で創業した新産住拓。地域に根差した住宅会社として、これまで6,000棟以上の住まいを手がけてきました。創業者の小山幸治氏が創業時から抱いていたのが「お客様のために、本当に良いものをつくりたい」という思い。社名の「住拓」という字にも、「お客様にとって最良の住まいとは何かを常に探求し、開拓し続けたい」という創業者の思いが込められています。

熊本の企業だからこそできる、本当に良い住まいとは何かー。住まう人の快適・健康・癒やしを何より大事にするために、たどり着いたのは自然素材の木の家。「住まいの空気質-基準は赤ちゃん®-」をコンセプトに、家の中で一番デリケートな赤ちゃんが安心して暮らせる、自然素材の家づくりにこだわってきました。

“まるで森林浴” 熊本の木を使った家

同社が家づくりに使う木材は、人吉・球磨など熊本の山で育った木。木材は、人工乾燥の場合2〜3週間で建材として供給が可能になります。しかし同社は、そこにかける手間ひまを惜しまず、企業努力により自然の光と風だけで、2〜3年かけて乾燥させているのです。自然乾燥させた木材は色艶が一番良い状態で残り、家にいながら、まるで森林浴をしているような心地よさ。その心地よさこそが、同社が“木の家”にこだわり続ける理由なのです。

無垢の家は健康にも良い!?

木の香りを嗅ぐと、何となく落ち着く…。そんな経験はないでしょうか。医学的な研究でも、森林浴をすることでストレスホルモンが減少したり、免疫機能が高まるなど、さまざまな効果があることがわかってきました。同社で建てられたオーナー様からも「風邪引きがちだったのに、住み始めてから体調を崩しにくくなった」などの声が多数寄せられています。

より健康で快適な家を追求するために、同社は「木の家の健康を研究する会」にも参加。九州大学の先生と共同で、無垢材を使った木の家が人に与える影響についての研究にも取り組んでいます。(無垢の家の効能は同社のYouTubeチャンネルで紹介されています)

木の家はやさしいだけでなく、地震にも強い!

2016年の熊本地震。これまで同社が建てた6,000棟以上の住まいは、揺れによる倒壊が1邸もありませんでした。木造住宅の安全性を不安視する声もありましたが「一定の基準で建てられた建物は、ほぼ被害がない」。それを確信したのが、1995年の阪神・淡路大震災でした。

当時、同社の設計顧問であった中村泰助氏の住まいが神戸にあり、スタッフは状況確認とボランティアのため現地へ駆けつけました。すると、当時の新産住拓と同じ仕様で建てられた中村氏の自宅は、軽微な被害のみで済んでいました。しかし、そこでの惨状を目の当たりにしたスタッフは、熊本に戻り、耐震構造の基準を1から見直し、これまで以上に地震に強い〝プラスα〟の対策に取り組んだのです。

同社では耐震基準の最高レベル「耐震等級3」を標準仕様とした上で、さらに耐震性を高めるための素材・工法を積極的に採用。瓦が絶対に飛ばないよう、ステンレスのビスで屋根と瓦を強固に結合する工法もその一つ。心地よさだけでなく、性能においても「お客様にとって最良の住まいとは何か」を追求し続けています。

 

アフターサービス日本一を目指して

心地よさや性能に加え、もう一つ同社が力を入れているのが、アフターサービス。現在、日本ではすべての新築宅に、主要構造部分の10年保証が義務付けられています。品質に自信を持つ同社では、主要構造部分、屋根の塗装・防水、外壁の防水、防蟻が最大30年の保証対象。建ててから必要となるメンテナンス費用の大部分を、保証でカバーすることができるのです。また、夏と年末の年2回、社員総出で6000邸以上あるオーナー邸すべてを訪問。親子で楽しめるイベント「ふれあい祭」や住まいのお手入れ方法が学べる「メンテナンスセミナー」を開催するなど、「アフターサービス日本一の住宅会社」を目標に、直接顔が見えるコミュニケーションを大事にしています。

お庭とのつながりを感じられるモデルハウス

TKU八代住宅展示場にある同社のモデルハウスは、2015年「ウッドデザイン賞」受賞作品。開放的な空間のリビングとダイニング、味わいのある木の造作キッチン…。大きな窓から差し込むやわらかな光と、木の温もりに包まれて、1日中いたくなる心地よさです。靴のまま上がれる広い土間空間は、小さなギャラリーやおうちショップにも活用できるスペース。店舗併用型住宅をお考えの方にも参考になるつくりです。

お庭とのつながりを感じられる空間は同社が得意とする間取りで、希望されるお客様も多いのだそう。「せっかくの一戸建てなので、お庭の楽しみ方や土間空間の使い方などもご提案できればと思います。ネットの情報だけではわからない、木の香りや肌触り、質感をぜひ楽しんでいただきたいです」と八代住宅展示場営業スタッフの芳崎さん。「お客様のために、本当に良いものをつくりたい」という理念に共感して入社した芳崎さんは、お客様からも「話しやすい」と評判で、親身に相談に乗ってくれます。「携わらせていただいたお客様とは、責任持って一生のお付き合いをしていきたい」と思いを語ってくれました。

同社がこだわり続ける〝熊本の木を使った家〟。その心地よさを、ぜひ現地で体感してみてくださいね!

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